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失敗しないホームページリニューアルのために

ホームページ集客

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最近、サイトのリニューアル案件が続いたので、少々、思うことを書いてみます。
「ホームページをリニューアルしたい」と考えるとき、どのように計画を立てるでしょうか?
なんとなく「デザインを変えれば反応が上がるのでは」というだけの動機では失敗に終わる可能性も低くないのです。

ホームページリニューアルのリスク

仮にデザイン面のリニューアルのみであった場合、現在の検索流入は維持したいでしょう。

HTMLの構造だけでなく、場合によってはページ構成・コンテンツ文章自体も変更するわけですから、結果として検索流入が減る可能性もあるのです。
コーディングは慎重に行う必要があります。
また、コンバージョンが少ないのは流入絶対数が原因であり、意外にも使い勝手がよいと考えているユーザーもいるのかもしれません。

現状を認識できていなければ、コストと手間を掛け、サイトを改悪してしまう可能性だってあるのです。

「なぜサイトをリニューアルするのか」

もう一度よく考えてみる必要があります。

現サイトの問題点を洗い出す

それではあなたが考える問題点を書き出してみましょう。

  1. モバイル対応できていない
  2. 文字が多く内容がイメージがしずらい
  3. 古くなってしまったデザイン
  4. ユーザビリティが悪い
  5. コンバージョンが低い
  6. コンテンツが希薄である
  7. 機能面の不備
  8. 開設当初との方向性やサービスの変化
  9. ターゲット層を集客できていない

例として上記のような問題点を挙げましたが、この段階でコンテンツリニューアルなのか、デザインリニューアルかをよく考察します。

1~4はデザインリニューアルに相当
その他はコンテンツリニューアルの要素を含む

既存サイトが目的をどの程度果たしているかの確認も重要
下記のようなアナリティクスやサーチコンソールでのアクセス解析項目が役に立つでしょう。
コンテンツの内容によって基準は異なりますが、基本的な説明をしておきます。

滞在時間
どのくらいの時間サイトに滞在したか?
ページに対する満足度の指標となる。
回遊率
流入したページ以外にサイト内のページをどのくらい見たか?
サイト全体の満足度の指標。直帰率やリピート率もこれらの要素を含む。
コンバージョン
どのくらい設定した目標に到達したか?
コンバージョンの設定内容にもよるため、適正値が難しいが、平均的な目安は1~10%程度。(問い合わせをコンバージョンとした場合、10%であれば10人訪問で1件の問い合わせ)
検索流入についての情報
どのような検索キーワードでサイトに流入したか?
想定キーワードでの検索順位の把握とそのキーワードが適切なのか考察するための指標となる。(サーチコンソールの検索アナリティクスで検証)

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これがなければ、現在のキーワードを含めたターゲッティングの妥当性が見えませんし、リニューアルの目標設定や効果測定はできません。
わたしがリニューアル案件を受ける場合はアクセス状況のデータ取得期間を設けることが多いです。

コンテンツリニューアルでも既存のページ自体は大きく変わらない場合もありますが、現状のターゲッティングを維持・向上させるか、分析結果によっては見直しの検討が必要でしょう。
マーケティング要素はここでは割愛しますが、サイトの根幹に手を加えることになるため、もはやリニューアルレベルではない規模となる可能性もあるでしょう。

この際には腹を据えて十分な時間を使ってコンテンツを練りましょう。

リニューアルの計画を立てる

問題点と実際の分析より、改善点と明確にしたリニューアル仕様書を作成します。
同時に現実的な目標を設定しましょう。

  1. レスポンシブデザイン
  2. デザイン刷新
  3. ユーザビリティ改善
  4. 写真や動画の追加
  5. コンバージョン率アップ
  6. コンテンツの充実
  7. 機能面の追加

デザイン作成

改善点を反映したワイヤーフレームをベースにデザイン作成を行います。
リニューアルでは下記のような点にも注意する必要があるでしょう。

  • 現在のサイトから写真や文章を流用するか
  • URLは変更してよいのか
  • キーワード取捨選択などSEO的見地

リニューアル実行

デザイン案より実際のコーディンクを行います。
URL変更を伴う場合はリダイレクト処理などを行います。

そして、重要なのは期間を設けて目標に対して効果測定を行うことです。
達成度合いに応じてさらなる改善を実施していきます。

リニューアル案件では計画がずさんだったり、ブレてしまったりというようなことが原因で迷走に陥ることがしばしばあります。

典型的な失敗リニューアル

  • コンバージョンが改善されない
  • 検索流入が大きく減少してしまった
  • やりたいことを詰め込み過ぎてユーザビリティーが悪化した
  • 競合と類似してしまいオリジナリティがなくなった
  • リニューアル時に目標を設定しなかったため、成功か失敗か分からない
  • 目標が適切でなかったため、リニューアルが謝った方向に進んでしまった
  • そもそもターゲッティングに問題があり、集客向上が見られなかった

実際にはユーザビリティひとつとってもターゲット層によって最適なものは変わりますし、コンバージョンアップのためには導線の確保、離脱されないためのフォームの最適化などやることは山ほどあるでしょう。

また、必要に迫られてとりあえず、スマホ対応だけを行う場合もあるでしょう。
この記事で伝えたかったのは基本の考え方です。

初期段階での現状認識と計画こそがリニューアルの成功失敗を分けるといっても過言ではありません。
せっかくコストや労力を掛けてリニューアルするのですから、よくよく考察してほしいと思える事例が非常に多いのです。